こんにちは、統一翻訳のライター佐藤です。

表題にもあるように、ホームページへの流入数は翻訳の質で変わる事はご存知でしょうか?それはなぜだかわかりますか?その理由は SEO です。

SEO とは検索エンジン最適化といって、狙ったキーワードが検索された時に自分達のウェブサイトを上位に表示させるような施策を指します。

ホームページの翻訳の質は SEO と直結するので、流入数に影響してきます。また、翻訳の質はホームページ流入後のお問い合わせや予約、購入率にまで影響してきます。

今回のこのブログでは HP 翻訳の質が SEO に与える影響をお伝えし、ホームページを翻訳する上で注意したいポイントを3つご紹介します!HP の翻訳を考えている人は必見です!

翻訳が SEO に与える影響:ローカライズと UI

ローカライズと UI

まずは翻訳が SEO に与える影響についてお話をします。結論から言うと、SEOにとって訳文のローカライズは非常に重要な要素です。ここではローカライズをわかりやすく「現地の言葉」と解釈して進めたいと思います。

ホームページが検索結果で上位に表示されるか否かは、ホームページのテキストに現地の言葉が使われている否かで大きく変わります。

例えば Facebook の 「Like」を直訳すると「好き」ですが、日本では誰も Facebook の Like の機能の事を「好き」とは言っていません。皆、Facebook の「Like」を「イイね」と理解しています。

これは Facebook 側が日本でサービスを展開する時にコミュニケーションを非常に重視し、Like を 「イイね」と訳したためです。同様にFacebook の Like は中国語で直訳すると「喜歡」ですが、こちらも実際は「讚」という言葉が使われています。

仮にこれをご覧の読者が Facebook のイイね数を上げるサービスを複数の国で展開していたとします。

もし HP内に各国の言葉で現地化された「イイね」の表記がなければ、イイねを上げるサービスを探している人の検索に引っかからない可能性が高いです。

検索者が探している語句がHP内にないと SEO で不利になる可能性が高いからです。

また、HP 内に検索ユーザーが探している語句がないと、サイト内の滞在時間が短くなり HP の満足度に影響する可能性があります。すると、購入率や予約率、お問い合わせ率が減少し、HP の意味がなくなります。

ちなみにゲームの翻訳は HP よりもっとシビアで、ユーザーが使用していない単語や表現が出るとリテンション率(顧客維持率)が下がると言われています。

関連記事:翻訳会社が教える!ゲーム翻訳の重要性と依頼時の重要ポイント3点

翻訳が SEO に与える影響:検索量

検索ワードに検索量

次に検索量について少しだけ話します。どうせ翻訳をするなら検索量が多い単語を使った方が、流入数が増える可能性があります。

例えば、コールセンターのサービスを提供している外資系の会社があったとします。この会社が日本語のホームページを立ち上げる事になり、翻訳時に「コールセンター」という単語を使うか、「電話オペレーター」という単語を使うか迷っていたとします。

仮に「電話オペレーター」という単語の方が「コールセンター」という単語よりも検索量が多かった場合、SEOの観点から「電話オペレーター」という単語を使った方がいい場合があります。

使う単語一つで後々の流入数に影響する一例です。

ホームページ翻訳で注意するポイント3点

これらを踏まえてホームページ翻訳で注意するポイントを3つお話したいと思います。

1. ターゲットとローカライズ

訳文のローカライズは SEO の観点から重要であると同時に、ターゲットと適切なコミュニケーションをする上で重要です。例えば若年層向けにサービスを提供しているのに、堅苦しい言葉を使うとターゲットとのコミュニケーションが成立しません。

残念ながら機械翻訳ツールはターゲットまで定義してくれません。HPを別の言語に翻訳する際、きちんと翻訳者にサービス対象者の情報を伝えターゲットが使う言語でコミュニケーションすることを意識しましょう。

また、HP を多言語で展開する場合はローカライズした単語をきちんと用語集にしてまとめておく事をお勧めします。マイクロソフトには自社のブランドイメージを統一するため Language Portal という用語集があります。

関連記事:もう翻訳で失敗しない!翻訳依頼時に注意すべき7つのポイント

2. 機械翻訳とGoogle からのマイナス評価

Google評価

次に、機械翻訳ツールを使った場合の注意点をご紹介します。機械翻訳を使うと Google からマイナスの評価を受けると言われています。Google はみなさんが思っている以上に頭がよく、ウェブサイト内のテキストをかなり正確に読み込めます。

もしも機械翻訳ツールを使って、適当にHPの翻訳をしていたらスパムサイトと判定される可能性が高くなります。当然ながらスパムサイトは SEO で不利になります。

3. デザインと UX/UI

デザインと翻訳

最後に翻訳の仕方によってデザインが変わるという事についてお話をしたいと思います。例えば 「I Love you」を日本語と中国語に翻訳するとします。日本語は「私はあなたを愛しています」或いは「愛しています」で、中国語は「我愛你」となります。

文字数が変わるとスペースが変わり、スペースが変わるとレイアウトに影響します。

残念ながら多くの HP翻訳者は翻訳がデザインに影響する事を知りませんし、意識して翻訳をしません。

まとめ:翻訳代をケチるのはイイけれども代償は大きい

最後に今回の内容をまとめてこのブログを締めたいと思います。まず、HP の翻訳は現地の人が使っている言葉を使わないと検索で引っかからないため流入数に影響します。

また、使用者が使わない言語がウェブサイト内で使われていると、使用者にとって使い心地が悪くなります。

従ってゲームならゲーム、コスメならコスメ、アニメならアニメに精通した人が翻訳をするのが理想です。

次に、HPを翻訳する場合、同じ意味でも検索量が多い単語を使った方が SEO に有利というお話をしました。

これらに加えてHPを翻訳する時に注意したいのは以下3つです:

1. ローカライズとターゲットの明確化

2. Google からのマイナス評価を避ける

3. デザインのレイアウトに合わせて翻訳文を変える

機械翻訳を使って安く済ませると後々のパフォーマンスに影響する可能性があります。また、自分達で検索量や SEO及びデザインを意識して翻訳をすると膨大な時間がかかります。そこでご紹介したいのが統一翻訳です。

統一翻訳の専門性

統一數位翻譯について

統一翻訳では業界ごとに専門のチームが存在します。例えばゲーム翻訳にはゲーム専門のチームがいます。そのため、現地の人やユーザーが使う単語の検索結果に、統一翻訳が翻訳を担当したテキストが表示されないという事態を避けられます。

更に統一翻訳が他社と異なるのは翻訳からデザインまで一気通貫での対応が可能な点です。翻訳内容がデザインのレイアウトに影響するというお話をしましたが、一般の翻訳会社はデザインまで意識してくれません。統一翻訳は自分達でデザインのお手伝いまでするからこそデザイン性を保持した訳文が出来るのです。

こうした取り組みを通じて、今まで宝塚歌劇団、Montblanc、ハイネケンといった有名ブランドの多言語翻訳を担当してきました。

もし、自社HPの翻訳をお考えのお客様がおられましたら、ぜひこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。まずは300字の無料トライアルのみでも、大歓迎です。